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NPO法人日本福祉タクシー協会は、DMATに協力を委託された、日本で数少ない民間
団体です。
私たち日本福祉タクシー協会の会員は、大規模災害が発生した折、DMATの出動要請を
承け、傷病者の搬送に当たります。と言葉にするのは簡単ですが、震災時には私たち自身
が被災者になるかもしれません。DMATに協力するのは、相当な覚悟が必要です。
しかし、私たちには、それが私たちにしかできない仕事(役割)だと自負しています。
だから、私たちは誇りをもってその任務に就くと決めました。
私たち福祉タクシー事業者は、社会に貢献する『社会資源』といえます。
私たちは常に社会と共にあり、社会で活かされている存在です。
皆さんも、私たちと共に、社会のために働きませんか?
1995年の阪神・淡路大震において、初期医療体制の遅れから落命した方々がいました。
平成17年、厚生労働省は「避けられた災害死」を生んだ教訓を生かし、災害時に医師が災害
現場で医療をおこなえるよう災害医療派遣チームの組織創りを始めました。これがDMATです。
災害派遣医療チームは、医師・看護師・業務調整員で構成され、大規模災害や事故などの現場
で活動できる『専門的な訓練を受けた医療チーム』を指します。
DMATは被災現場の医療だけでなく、首都直下型・東南海地震などで多数の重症患者が発生
した際、被災傷病者に平時の救急医療レベルを提供するため、被災地の外に搬送する「広域
医療搬送」など、多岐にわたる医療的支援をおこなう態勢を整えています。
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●長崎県島原市でのDMAT訓練参加
平成28年11月5日・6日に、長崎県雲仙市・島原市・大村市においてDMATの訓練がありました。
私たちは6日の島原市の訓練に参加しました。
当日は雲仙市の多比良港に何百台もの消防車・ドクターカー・救急車・DMATカーが参集。
物々しい雰囲気で訓練が進んでいきました。私たちは島原看護学校を病院に見立て、病院が
地震により崩壊したとの想定でDMAT訓練の後方搬送支援に参加しました。搬送訓練は看護
学校の生徒さんを患者に見立ておこなわれました。また、赤ちゃんも被害を受けたという
想定で、子供の診療が受けられる病院への搬送訓練もおこないました。
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